【まとめ】ニューヨークにおけるサーフィン事情【NYでも年間100日超】

前回までのサーフィン・カテゴリーの投稿では、僕がNYに降り立ってから、調子の良いサーフポイントにたどり着くまでの紆余曲折や、NYでのサーフィン事情について、語ってきました。

今回は、これまでの、約1年間のNYでのサーフィンライフを振り返り、サーフポイントの情報や、NYのサーフィン事情について、まとめたいと思います。

サーフポイント

実は、僕は、約1年間のNYサーフィンの中で、3つのビーチしか経験していません。日本にいる時から、コンスタントにサーフィンできる、お気に入りビーチを見つけて、そこに、スーパー朝一で、ひたすら通い続けるスタイルです。

真のNYサーファーであれば、200キロ先のLong Island東端にあるモントークでのサーフィンはマストでしょうし、うねりや風向に応じて、隣州ニュージャージーの ”Manasquan Inlet”など、異なる方向を向いたメジャーポイントに、機動的に移動すべきでしょう。また、コスタリカなどの、カリブ海の一流ポイントにも、地の利を活かして、通うべきだと思います。

今後、あらたなポイントを開拓する都度、記事を追加していきたいと思いますが、一旦、現状の僕の知りえるサーフポイント情報を、まとめました。

Long Beach

僕が、NYで最初に訪れたビーチで、しばらくの間、毎週末、朝一で通い続けました。家から1時間程度で、木製のBoard walkが、良い雰囲気を出しているビーチなのですが、砂付きがあまり良くなく、特に、High Tideで波が割れなくなってしまうため、次第に足が遠のきました。

<参考記事>
【ニューヨーク】Long Beachでサーフィン①
【ニューヨーク】Long Beachでサーフィン②

ただし、2011年9月に、サーフィン界で最高峰のWCT (World Championship Tour) がEpic Conditionの中で行われた、実績あるビーチですので、Jettyまわりに砂が堆積すれば、また真価を発揮してくれるものと想像します。

なお、その大会のFinalでは、Owen Wrightが、Kelly Slaterを下し、賞金$300,000を勝ち取りました。一方で、賞金集めを目的とした大都市でのWCT開催には批判もあり、ヒスパニック系米国人サーファーBobby Martinezは、インタビューで暴言ともとれる発言をし、その後、ツアーを引退するキッカケとなりました。“I don’t want to be a part of this dumb f***ing wannabe tennis tour.” “That’s Bullshit. That’s why I ain’t going to these stupid contests no more.”

<参考記事>【US OpenとNY Open】アメリカNYでのスポーツ観戦【フェデラーとセリーナ】

Lido Beach

Long Beachから、車で東に10分程の距離にあるビーチです。

Jettyが無く、砂付きのよい箇所を探してサーフィンすることになりますが、サイズがある時は、波打ち際に近いところで、掘れた波がブレークするため、ホローな波を求めるサーファーに人気があります。ただし、駐車場が7時にならないと開門しないのが、玉にキズです。

<参考記事>【ニューヨーク】Lido Beachでサーフィン

Rockaway Beach

いまや僕のホームブレイクとなった、NYCクイーンズにあるビーチで、NY郊外の自宅から45分ほどの距離です。

Jettyが一定間隔で設置されており、Long Beachよりも、砂付きが良く、うねりが弱いHigh Tideでも、サーフィン可能な時が多いです。

朝一から、徒歩圏内に住むサーファーたちが、サーフィンを楽しんでいます。最近よく一緒になる、アジア系の美女ロングボーダーは、数カ月前に、Rockaway beachのすぐ裏手のアパートメントに引っ越してきて、毎朝入水していると、言っていました。

<参考記事>
【ニューヨーク】サーフィンはやっぱりRock Away Beach【JFK空港至近】
【ニューヨーク】堤防に張り付くサーファーたち【日本】

NYのサーフィン情報

僕が、NY赴任となった際に、一番気になったのは、波のコンスタントさと、冬場の寒さ対策でした。僕が、NYサーフィンを1年間経験した中で、役に立つと思った情報を、まとめました。

波情報サービス・防寒

当地でサーフィンするのであれば、波情報SurflineのSubscriptionは必須です。日本同様、予報が良いと、早朝暗いうちから、多くのサーファーが集まります。

また、海水温は11月頃から、急速に冷え込み、ヘッドキャップが必須となります。冷たい強風が吹きつけることも多いため、防寒にはコストを掛けるべきです。

<参考記事>【波情報Surfline】ニューヨークのサーフィン事情①【防寒ヘッドキャップ必須】

Long vs. Short Board

NYのビーチは全体的に、ロングボーダーの比率が高いです。ただし、日本の一部ポイントで、見られるような、ロングとショートの、いがみ合いや、住み分けは、僕の知る範囲では、ありません。

また、波のサイズが上がるにつれ、ショートボーダーの比率も増えます。サイズがある中、かなり掘れたところから、軽々とテイクオフして行く、スキルの高いサーファーが、結構いることに驚きます。

<参考記事>【ロング vs. ショート】ニューヨークのサーフィン事情②【サーファーたちの属性】

サーファーの車

当地のサーファーの車を観察したところ、日本のハイエースや軽バンのような、特定車種への人気は、感じられませんでした。意外だったのは、カルフォルニアと異なり、ピックアップトラックで、海に来るサーファーがほとんどいないことです。

駐在員の目線で言えば、普通に家族用のSUVやミニバンを買えば、海用の車としても、十分事足りると思います。

<参考記事>【サーファーの車】ニューヨークのサーフィン事情③【ピックアップトラックは注意】

強風・霧・雷・サメ

幸いにも、NYは年間を通じて、比較的コンスタントにサーフィンすることができます。ただし、強風によりコンディションを落とすことも多いので、情報チェックは欠かせません。

霧や雷は、サーファーにとって、非常に厄介な存在ですが、僕個人は、そこまでひどい状況には遭遇していません。ただし、日中にサーフィンする人は、特に夏場の午後は、突然、雷雨に襲われることがあるので、十分注意してください。

また、サメは、日本を含め世界中どこに行っても、リスクになります。つい先日も、Rockaway Beachでサーフィンしていると、波待ちの10メートルほど先を、背ビレを水面から上下させて、横切る物体に遭遇しました。いつも一緒になる、波乗り友達によると、イルカは上下移動を繰り返し泳ぐ一方、サメは尾ビレを動かし真っすぐ泳ぐので、「あれば、イルカだ」と言っていまましたが、真相は謎です。

<参考記事>【サーファーの厄介者】ニューヨークのサーフィン事情④【強風・霧・雷・サメ】

まとめ

僕が想像していた以上に、NYにはコンスタントに波があります。特に、東京と比較して、家からビーチまでのアクセスが良いのが美点で、スーパー朝一に特定のポイントに通い詰めることが好きな僕には、非常に居心地の良い環境です。

それなりの年齢に達した社会人として、海へのアクセスが悪い国への異動や、健康を壊すことにより、サーフィンライフが中断・終了されるリスクは、常に頭の中にあるのですが、今回のNY赴任は、むしろ、僕のサーフィンライフを加速させてくれました。

コロナ禍での、在宅勤務とも相まって、日本にいたときと同様、年間100日超の波乗り日数を確保できています。

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