【駐在員家族】アメリカでの車の選び方③【4WDの必要性と車の所有台数のコツ】

NY駐在員が車を購入する際、多くの場合、AWD(4WD)を購入します。また、子供の送り迎えなどを考え、車2台購入するケースも見られます。今回は、これらの点について、語りたいと思います。

<参考記事>
【駐在員家族】アメリカでの車の選び方①【3列シートの日本車たち】
【駐在員家族】アメリカでの車の選び方②【新車 vs.中古車】

まず、駆動方式は、圧倒的に、AWDがお勧めです。NYの冬は、東京などと比べ物にならない程、雪が降るうえ、Westchesterエリアは、坂も多く、冬場の保険という意味で、AWDは、もはや必須です。主要道路は、雪が降っても、すぐに除雪が入るため、二輪駆動FWDであっても、大丈夫との考え方もありますが、雪の降った直後や、自宅駐車場へのアプローチなどを考えると、やはりAWDが欲しいところです。

SUVであれば、AWDであることが多く、当地でSUVが大人気となる理由の一つだと思います。また、AWDが得意なスバルは、NY郊外エリアに限れば、日本よりたくさん目にする印象です。お金持ち御用達の、メルセデスやBMWのセダンでも、AWDのモデルを良く見かけます。

悩ましいのは、ミニバンで、例えば、トヨタのシエナは、AWDモデルはあるものの、圧倒的にFWDの流通量が多く、特に、中古車から選ぶ場合、AWDを手に入れるのは困難だからです。フルサイズのミニバンは、車重が重く、自ら道路を押しつける力が強いので、必ずしも、AWDは必要ない、との話も聞きます。それでも、僕が、シエナとSUVを迷った時、シエナがFWDだったことが、SUVに軍配を上げた一つの理由でした。

最後に、車の所有台数について、少し語りたいと思います。駅から離れたところに住み、駐在員本人の通勤、配偶者による子供の送り迎えで、同時に車を使うことが日常であれば、2台必要なのは、止む無しかと思います。

問題は、同時に車を使うことは時々、という場合で、僕は、このケースでした。こういった場合、最初は1台のみ購入し、本当に必要であれば2台目を購入する、とのスタンスをお勧めします。僕の場合、Uberが非常に便利で、必要な時に、いつでもスマートフォンから呼び出せることが判明したため、時々の需要のために、わざわざ2台目を購入する必要はない、と判断しました。

さて、次回は、僕が、車の故障により、とても苦労した話を、語りたいと思います。

<次回記事>
【体験談】アメリカで車が故障した時の対応【中古車は要注意】

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