【体験談】アメリカで車が故障した時の対応【中古車は要注意】
前回までに、駐在員家族が、どのような車を買うべきか、語りました。今回は、車を購入した後、僕が経験した2つの故障と、その修理について、述べたいと思います。
<参考記事>
【駐在員家族】アメリカでの車の選び方③【4WDの必要性と車の所有台数】
まず、最初に、中古車を買った翌日、”Blind Spot Monitor Malfunctioning”との表示に気付きました。”Blind Spot Monitor” とは、サイドミラーの死角に、車や人がいると、ミラーに警告サインが点灯するものです。さらに、その方向にウインカーを出すと、衝突防止のため、警告音がなります。購入直後だったため、すぐに不具合をガリバーに連絡したところ、費用はガリバー持ちで、ディーラーに持ち込み、直して貰えることとなりました。
問題は、ディーラーでの修理工程には、症状の診断、原因の特定、パーツ取り寄せ、実際の修理があり、1週間近くかかることでした。ガリバーが代車を貸してくれ、大変有難かったのですが、社名が大きく記載された営業車だったため、若干恥ずかしい気持ちになりました。中古車の場合、購入直後は、しっかりと車を観察し、不具合ある場合、すぐに販売店に連絡することを、お勧めします。
2回目は、購入後、半年ほどたって、”Radar Cruise Control” が突然壊れました。この機能は、設定したスピードを維持できるのみならず、前車との距離を一定に保って自動走行することができる、僕のお気に入り機能でした。ある日、この機能をオンにして走行していたところ、前車が近づいても、減速することなく、あやうく追突しそうになりました。そんなはずはない、と言い聞かせ、再度チャレンジしましたが、結果は同じでした。
まず、近場のAuto Shopに持って行きましたが、電気系統は、街の修理工場ではお手上げで、ディーラーに持って行くしかない、とのことでした。その後、ディーラーに持って行きましたが、1回目は、原因が解明できず、2回目に丸1日あずけて、やっと原因が分かりました。Radarの距離測定が狂っていて、前車が1,000 feet先にいると認識していること、直すには、Radarを交換するしかないこと、を告げられました。この時点で、“Diagnosis Fee”として、400ドルが発生しており、交換作業には、さらに1,000ドル以上かかるとのこと。
さすがに、高額過ぎるため、ディーラーのみならず、ディストリビューターも含めて、「安全に係る事案である!」と必死に交渉したものの、交換の費用負担を400ドルに下げるので精いっぱいでした。こうして、合計800ドルの支出と、さらに丸1日の修理作業日を経て、問題解決に至りました。日本と異なり、ディーラーが “Diagnosis Fee” と称する、診断料を請求すること、診断後でないと、修理作業に進まないことを、身を持って体験しました。
なお、車を丸1日預けた、2日間は、代車を頼みました。代車といっても、ディーラーが提携している、近くのHertzから迎えが来て、営業所でレンタカーを借りるだけなのですが。普段は絶対に乗らないであろう、Fordのコンパクトカーに、保険料も含めて1日60ドルを支払ったのも、今となっては、良い思い出です。
さて、次回は、米国におけるカーナビ事情などを、語りたいと思います。
<次回記事>
【カーナビ】アメリカでの車事情①【スマホで十分】