【カーナビ】アメリカでの車事情①【スマホで十分・Google Mapがおすすめ】

前回は、僕が、アメリカで車の故障を体験し、苦労した話を語りまししたが、今回からは、アメリカでの車事情について、述べたいと思います。

<参考記事>
【体験談】アメリカで車が故障した時の対応【中古車は要注意】

まずは、アメリカのカーナビ事情です。

僕が車を購入した時、その車には、様々な情報を表示できるディスプレーが、ダッシュボードの真ん中に装備されていました。そこには、GPS機能も含まれていたものの、カーナビとして機能させるには、別途、地図情報が入ったSDカードを購入する必要がありました。このSDカードは、ディーラーで数百ドルで販売されているものの、Amazonでは100ドル程度で出回っており、このカードの購入を検討しました。一方、すでに車を所有している人に話を聞くと、米国では、いわゆる「カーナビ」を使用している人は少数で、大多数は、「スマートフォン」で代替しているとの情報も聞きました。

僕は、取り敢えず、SDカードの購入は見送り、スマホで代替することとしました。スマホでメジャーな地図アプリは、Google MapかWazeになります。Wazeは、当地で非常に浸透している無料アプリで、ユーザーからのリアルタイム情報が共有されるのが特徴となり、”Police reported ahead” と、パトカーが待機している場所を、事前に教えてくれます。聞くところによると、このWazeの警察情報が浸透したおかげで、皆、取締りのあるところでは、おとなしく走行するものの、そうでない場所では、安心して、飛ばすようになってしまったそうです。

僕自身は、もとから安全運転を心がけていること、道案内機能としての比較では、特に、道路工事や事故等で代替ルートが必要となる際に、Google Mapの方が優れていると感じることから、主にGoogle Mapを使用し、たまにWazeを活用する状況です。なお、スマホの便利さを体感してしまうと、当初考えていた、車載カーナビは、全く考えられないので、従前のカーナビメーカは苦境に立たされているのでは、と想像します。

スマホをカーナビとして利用する場合、比較的新しい車の中には、車載ディスプレーにGoogle MapやWazeを表示する機能がある場合もあります。一方、多くの場合、”Mounting Kit” と呼ばれる器具を用いて、スマホをダッシュボードの上などに固定します。この”Mounting Kit” の設置場所や方法には、様々な形式があるのですが、僕はマグネット方式のものを使用しています。エアコンの吹き出し口に、マグネット付きの小さな器具を設置し、スマホ側にはスマホカバーとの間に金属の薄い板を入れておくことで、手軽に、スマホを固定することができる、優れものです。車の見た目もシンプルになりますし、着脱も簡単なので、かなりお勧めのKitです。ただし、スマホカバーが、手帳式のタイプだと、マグネット方式は使いにくいかも知れません。

最後に、スマホ電源の取り方です。車のソケットから電源を取るのですが、電源コードは2A以上のものが良いようです。ずっとスマホの画面が表示されるため、電力消費が激しく、1A代の電源コードでは、スマホ充電が徐々に減ってしまうようです。なお、携帯電話の契約プランによっては、スマホをカーナビ替わりに使うことで、データ通信の消費が気なるかも知れませんが、位置情報の通信量は、かなり限定的なようで、外出先で動画を見る時のような気遣いは不要です。

さて、次回は、アメリカの車事情の続きで、高額な保険などの話をしたいと思います。

<次回記事>
【自動車保険は2,000ドル超】アメリカでの車事情②【NYCは赤信号で右折禁止】

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