【学年カウント方法】アメリカNYにおける小学校の学年と入学申請Registration【必要書類の手配】
前回の生活カテゴリーの投稿では、米国NYにおける、ホエールウォッチングについて、述べました。
<参考記事>
【American Princess Cruises】米国NYにおけるホエールウォッチング【ブルックリンから出港】
今回は、米国NY郊外における、子供たちの小学校の学年の考え方と、入学のRegistrationについて、語りたいと思います。
米国への赴任が決まると、さまざまな準備が必要となりますが、子供のいる家庭にとっては、当地で、どの学校に通わせるかが、賃貸物件選びとも密接に関係した重要な問題となります。
僕の場合、現地校のみを考えていたので、気に入った物件のSchool Districtについては、”GREAT! Schools”などのサイトで、適宜チェックはしていたものの、駐在員に人気のエリアの小学校であれば、どこも優劣付けがたいとの印象でした。
<参考記事>【まとめ】駐在員家族のニューヨーク郊外物件の選び方【夢のような生活のおすすめとコツ】
子供を持つ駐在員にとって、賃貸物件と通学区を決めてから、実際に子供たちを入学させるまでのハードルは、誰もが避けて通ることのできない道のりとなりますので、僕の体験談を紹介したいと思います。
まず、最初に躓くハードルが、当地における子供たちの学年です。
当地では、「K-5」と略される、「KindergartenからGrade 5まで」が、いわゆる小学校となり、日本風に言えば、「幼稚園年長から小学校5年生まで」に該当します。
問題は、学年の決め方が、日本とは異なることで、「新学年の開始時点での年齢」で学年が決まる訳ではないうえ、アメリカの中でも、地域により決め方が異なります。これは、特に、Kindergartenギリギリの子供にとって重要で、Kに達していない場合、Pre-schoolと呼ばれる、小学校より、遥かに高額な、任意の幼稚園で学ぶことになるからです。
僕は、学年の決め方について、いろいろと検索を試みたものの、なかなか確信的な情報を得ることができず、困りました。最終的には、新居に入居後、小学校の入学申請のRegistrationを、School DistrictのHPから実施する過程で、「その年の12月1日時点で、7歳になる子は、9月から始まる新学年はGrade 2」といった記載を見つけました。学年のカウント方法に迷う場合、居住候補地のSchool District HPのRegistration ページに行って、正確な情報を入手することを、おすめします。
更に悩みが深まる話となってしまいますが、当地では、1学年下げることも、頻繁に行われています。特に、9月~11月生まれの子供は、日本でいう「早生まれ」に該当するうえ、日本人の場合、日本と比較して、半年以上、学年が進んでしまうことから、1学年下げるケースが多いです。
学年を下げることに、抵抗感を感じる人もいるかと思いますが、日本の義務教育期間であれば、日本に戻れば、実年齢に対応する学年に戻ることになり、当地での学年は、あまり気にする必要ないとの考え方もあります。実際、僕も、少し迷ったものの、10月生まれの子供は、1学年下げて、小学校に通わせることとしました。
さらに、入学のための、Registrationが、厄介です。
日本と異なり、自ら様々な書類を提出し、手続きを進めないと、小学校への入学が許可されないため、駐在員は、家族が米国に到着するまでの間に、様々な準備をする必要があります。
僕のSchool Districtでは、Web上のRegistrationで、各種情報をインプットすると、学区内に居住していることの証明や、予防接種証明、メディカル・デンタルチェック、日本の成績証明書などの提出を求められます。
日本での予防接種や成績証明は、英訳の必要があり、日本にいる家族と連携し、必要書類を手配します。また、家族到着後は、日本で受けられなかった予防接種や、当地の医師・歯科医によるチェックが必要となるため、医療機関を、あらかじめ予約します。
やっと、必要書類をそろえると、School DistrictのRegistrarと面談し、学校でScreeningを受けます。Registrarとは、電話がなかなかつながらず、面談予約をするのも一苦労でしたし、Screeningでは、1学年下げることの提案を受けたりと、子供を現地校に入学させるため、親の力量が試されました。
今年度は、コロナ禍の影響で、週2回のみの登校となり、残りはオンライン授業となっていますが、僕自身が在宅勤務のため、スクールバスのバス停に、送り迎えに行くことも多く、学校を楽しんでいる子供たちを見るのは、非常に感慨深いです。
さて、次回は、子供たちの塾や補習校について、語りたいと思います。