【会場やイベントの選定】アメリカにおける子供の誕生日会事情【親の試練】
前回の生活カテゴリーの投稿では、NY郊外のフルーツピッキング事情について、語りました。
<参考記事>
【Apple Pickerのレンタルは必須】NY郊外のフルーツピッキング事情【冬はクリスマスツリー】
今回は、アメリカにおける子供の誕生日会事情について、語りたいと思います。
日本でも、子供の誕生月に、学校の友達を呼んで、誕生日会をすることがあると思います。僕も、遠い昔、小学生だったころ、自らの誕生日会を開催し、友達の誕生日会にも参加した記憶があります。一度、友達の家に訪問したとき、何を思ったか、プレゼントとして、自作の下手な粘土細工を持参したことがあり、今でも、それを思い出すと、貰った友達も処分に困っただろうなと、赤面してしまいます。
当地の子供たちも、頻繁に誕生日会を開いています。日本の誕生日会と比較すると、よりコストがかかっており、親の関与も大変、との印象を受けますので、我が家の子供たちが参加した、2つの誕生日会を、紹介したいと思います。
最初にお誘いを受けたのは、小学校低学年の子供のクラスメイトからでした。低学年の場合、友達の好みが明確化している訳ではないため、クラス全員などを対象に、Inviteすることが多く、この時は、15名ほどが参加しました。
日本との比較で特徴的なのが、会場の選定です。遊戯施設などを借りて、実施されることが多く、この時は、トランポリンが沢山あるレジャー施設での開催となりました。このような施設では、誕生日会需要に応えるプランが用意されており、誕生日会をする部屋や、食事・ケーキの提供、誘導してくれる係の人などが、パッケージでついてきます。
はじめにトランポリンで遊び、その後、食事とケーキを楽しみ、プレゼントを渡し、Happy Birthdayを歌い、また少し、トランポリンで遊ぶ、との流れでした。小学校低学年の場合、親も会場に残って見守るケースが多く、子供たちの親も、遠巻きに、子供たちが遊ぶのを眺めていました。施設側で、時間が区切られているためか、最後は、時間が来ると、意外にあっさりと解散する、との印象でした。
次にお誘いを受けたのは、小学校中~高学年の子供の、別のクラスの子からでした。この年齢になると、友達付き合いが徐々に固定化されてくるので、ある程度仲の良い友達にInviteを出すようです。
この誕生日会は、10人ほどの参加で、自宅で開催されました。自宅のFront Yardは、様々な風船や看板が飾り付けられており、一目で、誕生日会が行われることが分かります。当地では、このような、飾り付けのある家を、頻繁に見るため、”Party City” のようなチェーン店が成り立っているのだと思います。
さらに、この誕生日会は、”Spa Party” と称され、エステシャンが2名来て、子供たちに、ネイルやパックなどのエステ体験をさせて貰えるとの、気の利いたものでした。参加する子供たちの親は、子供をDrop offしたあと、終わりの時間にPick upに来るのですが、家での誕生日会だと、時間を区切って退出する必要もないため、いつまでも、楽しそうに遊んでいました。
蛇足ながら、誕生日の子は日本人で、親が同じ会社の人であることを、当日、子供をDrop offした時に気付きました。NY郊外エリアは、日本人駐在員が多く、どんな場面で、知り合いに遭遇するか分からないので、なかなか気が抜けません。
<参考記事>【まとめ】駐在員家族のニューヨーク郊外物件の選び方【夢のような生活のおすすめとコツ】
友達の誕生日会に行った子供たちが、自分の誕生日会を開きたい、と言うのは自然な流れです。会場やイベントなどで、1,000ドル程度の支出があることはまだしも、様々なロジを、取り仕切る必要があるのが、親の負担で、開催に二の足を踏んでいる、知り合いを沢山見てきました。我が家でも、今は、コロナ禍の影響で開催が難しいですが、いずれその試練のタイミングが来るのだと思います。
先ほど紹介した、僕と同じ会社の人のように、自らの子供の誕生日会を、開催することができれば、駐在員としての経験値が、一段上がるのだと思います。
さて、次回は、アメリカの停電事情について、語りたいと思います。