【パンプキン狩り】アメリカにおけるハロウィン・サンクスギビング事情【スタッフィング】

前回の生活カテゴリーの投稿では、アメリカにおける、駐在員のテレビ事情について、述べました。

30ドル程度の、薄型の室内アンテナを接続するだけで、地上波を受信することができ、スマートTVのストリーミング視聴と組み合わせることで、ケーブルテレビの「コードカッティング」による、固定費削減が、簡単にできます。

<参考記事>
【スマートTVでコードカット】アメリカにおける駐在員のテレビ事情【アンテナでの地上波視聴】

さて、今回は、アメリカにおける、ハロウィンやサンクスギビング事情について、語りたいと思います。

米国では、夏休みが終わり、9月の新学年が始まると、10月のハロウィン、11月のサンクスギビング、12月のクリスマスと、秋から冬に向かって、毎月イベントが続きます。クリスマスの後は、大きなイベントが無く、寒くて暗い、本格的な冬のシーズンを、春が来るまで耐えることになります。

近年、日本でも、ハロウィンが盛り上がっていますが、米国では、完全に生活に溶け込んだイベントとなっており、9月の終わりから、10月の始めにかけて、街の雰囲気が、一気にパンプキン色に変わってきます。

日用雑貨や食品を扱うお店の一角に、ハロウィンコーナーが出現し、様々なハロウィングッズが販売されます。また、それぞれの家の入口や、Front Yardには、複数のパンプキンが設置されるばかりでなく、他の家と競うように、少しグロテスクなデコレーションで、彩られます。ガイコツの人形が、木から吊るされていたり、地中に半分埋められていたりするので、夜に通りかかると、少しドキッとしてしまうことも、多いです。

パンプキンは、街のスーパーや雑貨屋でも売っているのですが、郊外の農場で調達するのも、楽しい経験となります。秋口は、アップルピッキングが盛んな時期で、農場の一角には、パンプキンが大量に置かれたフィールドもあり、リンゴ狩りと一緒に、パンプキンを購入する人も多いです。僕の家では、クリスマスツリーピッキングにも行ったことがある、“Wilkens Fruit & Fir Farm”という、NY郊外のWestchesterの自宅から車で30分ほどの農場で、リンゴ狩りと併せて、パンプキン狩りも楽しみました。

<参考記事>【Apple Pickerのレンタルは必須】NY郊外のフルーツピッキング事情【冬はクリスマスツリー】

10月最終日のハロウィン当日には、パンプキンの置かれた家に、子供たちが、”Trick or Treat” と声を張り上げ、お菓子目当てに群がります。住宅地では、かなり沢山の子供たちが、集団で次々にやってくるので、十分な量のお菓子を、事前に用意しておく必要があります。知人の家では、早々に、お菓子が無くなってしまい、家中から、何か渡せるものはないかと、いろいろなものを、かき集めたとの話も聞きました。

ハロウィンの次は、11月の第4木曜日のサンクスギビングです。

アメリカ人は、一週間まるまる、”Thanksgiving Break” として休む人も多く、年末の ”Chrismas Break”もあり、一気に”Holiday Season” の様相を呈します。11月後半からは、仕事よりも、休暇を楽しむことにフォーカスする、アメリカ人たちが急増し、日本の「師走」とは、真逆の時間の流れになります。また、Thanksgiving Dayの直後には、”Black Friday” や ”Cyber Monday” と呼ばれる、特売日が連続して訪れ、年末商戦がスタートし、人々が益々、浮足立ちます。

サンクスギビングと言えば、やはり、ターキー(七面鳥)です。僕の家では、スーパーで1羽まるごとのターキーを買ってきて、パンや野菜などで、スタッフィングと呼ばれる詰め物をして、何時間もかけて、オーブンで焼きあげます。ターキー自体は、比較的単調な味なのですが、スタッフィングには味が染み込み、美味しく食することができるので、年に1回のイベントとして、手間をかけて調理する価値があります。

次回は、ペンシルバニア州への旅について、語りたいと思います。

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