【航空便・船便】海外駐在時の家具の発送と調達【タグセールがおすすめ】
前回の生活カテゴリーの投稿では、子供たちの小学校と、補習校や塾の関係について、述べました。
<参考記事>
【日本人週末補習校】アメリカNYにおける小学校と補習校・塾【SAPIX・早稲アカ・ena】
今回は、海外赴任時の、家具の発送や調達について、語りたいと思います。
駐在員が、家族帯同で米国NYに赴任する場合、まず、駐在員自身が、マンハッタンの短期アパートメントで1~2カ月過ごし、その間に、郊外の家の賃貸借契約を締結し、郊外へ引越したあと、しばらくして家族を呼び寄せるパターンが多いと思います。
<参考記事>【まとめ】駐在員家族のニューヨーク郊外物件の選び方【夢のような生活のおすすめとコツ】
家具付きの短期アパートメントでは、自ら家具を用意する必要はないものの、郊外の家では、家具が無いと、生活が始められないため、どのように家具を発送・調達するか、段取りを事前に決めておくことが重要です。
まず、最初に考慮すべき家具は、自らのベッドです。
駐在員自身が、郊外の家へ引っ越したときに、ベッドを用意できていないと、床で寝ることになってしまい、体への負担が大きくなります。この点、僕は、赴任前に、日本のニトリで、シングルベッドを購入し、マットレス部分は航空便で送り、フレーム部分は船便で送ることとしました。新品のマットレスは、小さく圧縮されているので、航空便の限られたスペースでも、発送可能です。
航空便は、1カ月程度で当地に到着するため、出国直前の発送であっても、郊外の家への引越しのタイミングで、配送することが可能です。ただし、配送日の予約の関係上、必ずしも、引越し日に合わせられるとは限らず、僕の場合、数日のタイムラグが生じ、その間は、ターゲットで買った毛布にくるまって、床の上で寝ることになりました。
結果的には、入居と同時に、車が納車されていたので、マットレスも当地で購入可能だったのですが、馴染みのない土地で、マットレスを探し回る必要がないとの、安心感を得ることはできました。
次に、家族用のベッドや、ソファー、テーブルなどの、発送を検討する必要があります。
僕の場合、これらの家具は、日本のマンションで使っていたものを、全て船便で発送することとしました。船便は、到着まで、2~3カ月の時間がかかるため、家族の日本の住居での生活と、当地へのフライトのタイミングを見ながら、発送のタイミングを測る必要があります。人によっては、早めに住居を引き払い、実家などでしばらく暮らすケースもあるようですが、僕の家族は、船便発送後の数週間は、マンションの部屋に、ジョイントマットを敷いて、生活していたようです。
さらに、NY郊外の家に到着してから、船便の荷物が配送されるまで、さらに数日間を要し、その間も、持参したジョイントマットの上で寝ることになりました。船便が配送されないと、食事用のテーブルも、段ボール箱で代替するなど、ひもじい生活になってしまうので、本来は、家族到着前に、船便が配送されるよう、手配すべきでした。
また、航空便・船便が到着すると、生活するための家具が、一通り揃うのですが、追加で家具が必要になることもあります。当地の家具屋を利用する場合、IKEAなど、安さを重視した店に行くのか、高級な家具屋に行くのかは、人によります。日本に持って帰ることを前提に、日本より割安に買える、高級家具を購入する人も、少なくないようです。
安さを重視するのであれば、日本人向けのタグセールも、おすすめで、帰任する駐在員家族から、格安で家具を購入することができます。大型の家具でも、帰任を担当する日系引越し業者が、購入者宅へ、配送し、組み立ててくれるサービスもあるようで、僕の家でも、ベッドや書斎机・椅子、照明器具などを、タグセールで購入しました。
最後に、僕が、同時期に赴任した同僚と、少し高級な家具屋に行った時の、エピソードを紹介したいと思います。
その店では、年配の女性販売員が横について廻り、ベッドコーナーでは、好みのマットレスの堅さを聞かれたうえ、ベッドの上に横になって、寝心地を確かめるよう促されます。僕が横になっていると、その販売員は、どこからか、もう一つ枕を持ってきて、僕の隣に置き、同僚にも横になるよう促します。さらに、何台かのベッドで、同じようなことを繰り返しては、購入を勧めてきます。
僕が、「家族が来てから考える」と伝えたところ、非常に驚いた顔をしていたのですが、どうやら、僕たちが、同性同士で、Diversityな関係を持っていると、勘違いしていたようでした。
さて、次回は、アメリカでの、駐在員のテレビ事情について、語りたいと思います。