【電動自転車は発送不要】アメリカにおける自転車事情【空気入れと虫ゴムを忘れずに】

前回の生活カテゴリーでの投稿では、アメリカのランニング事情について、述べましたが、今回は、自転車事情について、語りたいと思います。

<参考記事>
【ニューヨーク】アメリカにおけるランニング事情【セントラルパーク】

日本とアメリカでは、自転車の位置づけが大きく異なり、日本では、便利な移動手段として利用する人が多い一方、アメリカでは、スポーツの一環として利用する人が大多数との印象です。

日本での、チャイルドシート付の電動自転車が、これを象徴しており、坂道をものともせず、子供の送迎や、買い物などに大活躍する優れもので、僕が日本で買って良かったもの、ベスト5に入る逸品でした。米国に赴任する際、この便利な電動自転車を、持って行きたい衝動に駆られましたが、結果的には、もって来なくて、正解でした。

アメリカでは、大人が乗る自転車は、マウンテンバイクや、ロードレーサーなどのスポーツタイプがほとんどで、しっかりとヘルメットをかぶって乗るのが、常識となっています。子供の送迎や、買い物には、みなが車を利用する中で、いわゆる「ママチャリ」タイプの、電動自転車に乗ると、相当好奇の目で見られること、間違いなしです。日本の電動自転車に近いものとしては、マンハッタンなどで、Uber Eatsの配達員などが使用している、電動モーター付の自転車があります。自転車のフレームに、簡易的な電動モーターを取り付けたもので、モーターの力で、相当のスピードで疾走していくのを見て、NY赴任当初はとても驚きました。

一方、子供用の自転車については、日本で既に所有しており、会社手配の船便スペースに余裕があるのであれば、是非、発送するのが良いと思います。子供用自転車は、当地で売られているものと大差なく、近所の公園などでも、全く違和感ありません。また、郊外の一軒家に住むのであれば、日本のマンションのように駐輪場所に困ることもありません。日本から持ってこない場合でも、日本人向けのタグセールなどで、帰国する家族から、不要となった子供用自転車を、安く譲り受けるチャンスもあります。

日本の自転車で注意すべきは、日米のタイヤのバブル規格の違いです。自転車を日本から発送するのであれば、あわせて、日本の空気入れの発送も、忘れないようにしてください。さらに、日本で採用される「英式バブル」では、「虫ゴム」という、チューブ状の小さなゴムが付属し、このゴムが経年劣化すると、空気が入らなくなります。そのため、予備の「虫ゴム」を複数持参することを、お勧めします。上述のように、タグセールで、日本の自転車を入手する場合にも、この「虫ゴム」の劣化がネックとなって、空気が入れられないケースがよくあります。

最後に、Westchester方面で、自転車での運動を楽しみたい方は、普段は自動車専用道路であるBronx River Parkwayが、春から秋にかけての日曜日、”Bicycle Sundays” として、自転車用に開放されますので、是非足を運んでみてください。毎週末、多くの自転車乗りが、10数キロ続く、周回コースを楽しんでいます。また、このBronx River沿いには、緑地や遊歩道も整備されているので、Bicycle Sundaysでない日であっても、ランニングや散歩、自転車を楽しむ人が多数おり、市民の憩いの場になっています。

次回の生活カテゴリーの投稿では、NY郊外のハイキング事情について、語りたいと思います。

<次回記事>
【NY郊外】アメリカでの公園・ハイキング事情【恐怖のハイキングコースWhite Shore and Long Path Loop Trail】

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