【SIMフリーのスマートフォン必須】アメリカ駐在員の携帯電話事情【固定電話は不要】
前回は、NY郊外のWhite Plainsの近くにあるケンシコダムと、同時多発テロのモニュメントについて、語りました。
＜前回記事＞
【NY郊外】ケンシコダムと同時多発テロモニュメント【9/11の記憶】
今回は、アメリカにおける、スマートフォン事情について語りたいと思います。
いまや、日本でもスマートフォンは生活の必需品になっていますが、当地に来て、その重要性は、さらに高まった印象で、例えば、カーナビの替わりとしての活用や、通勤時の電車アプリやE-Ticket活用などの観点から、スマホは必須です。
駐在時には、SIMフリーの携帯電話を、日本から持ってくることを、強くおすすめします。日本で使用していたスマートフォンが、もとからSIMフリーであれば、それを持参すれば良いですが、場合によっては、キャリアのショップで手続きが必要となるため、出国前に、通信回線切断とSIMフリー化の適切なタイミングをスケジュールしてください。
僕は、日本で保有していた携帯が老朽化していたため、SIMフリー携帯購入を目的に、家電量販店巡りをしました。上野ヨドバシカメラに、各キャリアのプランに詳しい店員を見つけ、AUで、ナンバーポータビリティを条件に、iPhone8を無償提供し、かつ、SIMフリー化・回線契約中断可能、とのプランがあることを教えて貰いました。各キャリアのプランに関する知識には、店員間で大きな差があるため、いくつかの店を回って、詳しい店員からアドバイスを貰うことを、おすすめします。
次に、当地到着後の、一時的な通信手段の確保です。多くの会社では、業務用スマートフォンが支給されると思いますが、入手までにタイムラグがること、LINEなどの利用はプライベートフォンに限られることなどから、到着後の通信手段をあらかじめ確保することを、おすすめします。この点、旅行者用の短期SIMを、日本のAmazonなどで事前に購入することで、当地到着後、速やかにActivateし、スムーズに通信手段を確保することができます。
また、当地での、長期的なプランについては、様々な選択肢があります。当然、メジャーなキャリアを選択することも可能なのですが、日本人向けには、「H2O」や「ハナセル」といったサービスがあります。僕は、日本の固定電話への通話無料の特典に魅力を感じ、6GBで月額40ドルほどの、H2Oの通信プランに加入しています。マンハッタン45th StreetのBOOKOFF内に、代理店カウンターがあり、即日契約しSIMカードを入手することができます。
H2Oの通信の質について、会社支給のAT&T回線との比較では、相当郊外では若干弱いと感じることもあるものの、不自由を感じることは、ほとんどないです。逆に、当地では、米国内の電話やテキストは無制限で利用可能の一方、国外への通話には通常課金されるため、日本の学校関係などで、頻繁な通話が想定される場合、日本の固定電話への通話無料は重宝します。契約通信量については、スマホをカーナビとして活用する場合であっても、通信量消費は限定的で、出先で動画を頻繁に見るのでなければ、6GBで十分な容量と感じます。
＜参考記事＞【カーナビ】アメリカでの車事情①【スマホで十分・Google Mapがおすすめ】
最後に、当地での、電話事情を3点ほど述べたいと思います。
まず、携帯電話に、知らない番号から、頻繁に電話がかかってきます。これは、使われなくなった電話番号を使いまわしているからのようで、僕は、心当たりのない電話番号には出ないで、Voice Mailをチェックするようにしています。そのため、Voice Mailが満杯になってないかは、常に確認が必要です。
次に、LINEについて、当地ではまったく浸透しておらず、文字でのコミュニケーションは、主に、テキストメッセージとなります。家族や友人間の連絡もTextが多いうえ、電力会社からの、暴風雨などによる停電のWarningなどもTextで来ます。一方、日本人間の連絡はLINEが主流で、日本にいる家族や友人と、LINE電話が無料でできる点は、非常にありがたいです。
固定電話の利用について、現地校などとの連絡は固定電話が望ましいと、事前に聞いたので、Landlineの契約もしたのですが、結果的には、不要でした。学校からは、普通に、携帯電話に連絡が来るうえ、緊急の連絡を受けるとの観点でも、携帯電話のみで十分との印象です。
次回は、NY郊外のフルーツピッキング事情について、語りたいと思います。
