【駐在員家族】ニューヨーク郊外物件の選び方①【水害リスク】
前回の米国不動産カテゴリーの投稿では、居住地域について、語りました。居住地域は、たまたま縁のある地域を選んでも、十分満足できるものですが、物件そのものについては、もっと拘ることをお勧めします。
<参考記事>【駐在員家族】ニューヨーク郊外の居住地選び
まずは、水害リスクについて、特に気にしてください。
近年、東京同様、NYでも、ゲリラ豪雨が発生しており、駐車場などが水没し、車などに被害を受ける例が多発しています。昨夏、家から電話を受けた職場の同僚が、「やばい、やばい」を連呼して、帰って行きました。駐車場が水没し、車のエンジン載せ替えとなったそうです。他にも、似たような例を沢山目の当たりにしました。
物件選びの際は、窪地のような、水が溜まりやすい場所に所在していないか、確認することが重要です。また、近くに河川があると、当然、氾濫のリスクは高まるでしょう。駐車場の構造も重要で、スロープで少し降りた先に駐車場がある家には、留意が必要です。水の流入には、排水溝やポンプで対応するのですが、落ち葉が詰まったり、ポンプが故障することは、よくあることです。
次に、管理形態についても、押さえて置く必要があります。
日系不動産会社リダックや住友不動産を介して、物件を探したとしても、賃貸契約自体は大家と締結し、通常は、何か不都合あれば、その大家と直接交渉することになります。
一方、中には、リダックや住友不動産の「管理物件」があり、その場合、管理上の様々な問題が生じた際、彼らが、オーナーとの間に入ってくれます。「管理物件」には、一定の安心感はあるものの、不具合が適時・適切に修繕されるかは、オーナーの懐具合にもよるため、完璧と言う訳ではありません。僕の場合は、「管理物件」は魅力的だったものの、より気にいった別の物件を選び、大家とも、今のところ良好な関係を構築しています。
次の米国不動産カテゴリーの投稿では、よりミクロな物件設備について、語りたいと思います。