【Apple Pickerのレンタルは必須】NY郊外のフルーツピッキング事情【冬はクリスマスツリー】
前回の生活カテゴリーの投稿では、アメリカ駐在員の携帯電話事情を、述べました。
<参考記事>
【SIMフリーのスマートフォン必須】アメリカ駐在員の携帯電話事情【固定電話は不要】
今回は、NY郊外で盛んな、フルーツピッキングについて、語りたいと思います。
NY郊外のフルーツピッキングは、アップルピッキングが盛んで、9月~11月中旬頃が、シーズンとなります。駐在員が多く居住するWestchesterから、車で1時間圏内に、沢山の農場があるため、秋の定番イベントとなっています。
僕が、10月中旬の週末に訪れた、” Dr Davies Farm” という、車で40分ほどの、ハドソン川のクオモ橋を渡った先にある農場を、紹介したいと思います。
僕が行った時は、シーズン真っただ中の週末で、沢山の車で駐車場は満車となっており、農場近くに、路上駐車しました。入口の小屋で、ピッキングのプランを申し込み、支払いをした後、裏手にある果樹園に歩いていって、ピッキングを楽しみます。プランに応じて、異なる大きさの袋を貰えるので、その中に、リンゴを詰めて、持ち帰ることができます。僕たちは、30ドルほどのプランに申し込んだのですが、家族分としては十分以上の量となり、帰宅後、となりの家に、少しおすそ分けするほどでした。
プランの申し込みとともに、どの道具をレンタルするかも重要で、”Apple Picker” と呼ばれる、高いところのリンゴを取るための棒が、必須です。木の上部にも、リンゴが沢山なっているので、Apple Pickerがないと、楽しみが半減してしまいます。僕たちは、事前に何も予習しておらず、リンゴを運ぶための、台車だけを借りてしまいました。これはこれで、役に立ったのですが、本当にレンタルすべきはApple Pickerで、運よく、果樹園内に放置されているPickerを発見し、事なきを得ました。
ピッキングの最中には、その場でリンゴを食べることも自由なので、ピッキングが終わるころには、かなりお腹がいっぱいになります。さらに、農場の売店では、リンゴを絞って作ったアップルサイダーやドーナツを買うのが定番で、ハロウィンに向けて、大きなかぼちゃも売っています。アップルピッキングは、比較的安価で、家族全員が、丸1日楽しめるため、是非、郊外の農場に足を運ぶことを、おすすめします。
また、これらの農場は、季節によって、様々なフルーツや野菜のピッキングを、提供していることが多く、冬には、クリスマスツリーのピッキングができる場所もあり、こちらも、かなりおすすめです。
僕は、12月初旬の週末に、“Wilkens Fruit & Fir Farm”という、車で30分ほどの農場に向かいました。春から秋にかけては、リンゴやモモ、かぼちゃなどのピッキングをやっているようですが、11月から12月にかけては、雪が積もる中、もみの木を自分で選んで切り出し、持ち帰ることができます。また、無料で温かいアップルサイダーが振舞われたり、格安のドーナツを味わったりと、クリスマスツリー以外にも楽しみがあります。
もみの木は、入り口から少し離れた箇所に、植林されており、そこまで、トラクターに引かれた台車に乗って、移動します。植林された木を見て回りながら、気に入った木を見つけ、係の人に合図すると、ノコギリを貸してくれるので、自分たちで根元から切り倒します。その後、ネット状のビニールでラップしてくれ、持ち帰ることができます。
値段は、木の大きさで異なり、僕たちが購入した7 Feetの場合、90ドルほどで、ツリーをラッピングしている間に、支払いをします。これくらいの大きさであれば、何とか車の中に入るのですが、もっと大きな木を持ち帰る人も多く、この季節になると、屋根にクリスマスツリーを縛り付けて、運んでいる車をよく見かけます。
家に帰って、ホームセンターなどで売っているベースメントに木を固定し、飾りつけると、俄然、クリスマスムードが演出されます。また、部屋の中が、もみの木独特のにおいで満たされます。日本では、なかなかできない経験で、僕にとっては、アメリカのドラマの中のシーンだったので、実際に体験できて、とても感激しました。余談ながら、1月に入ると、ゴミ回収を待つ、もみの木たちが、家先に大量に放置されているのを見るので、少し悲しい気分になってしまいます。
次回は、アメリカにおける、子供の誕生日会の事情について、語りたいと思います。